2009年6月10日水曜日

「男が”内ごもり”になるのは自然の傾向」(鹿島茂)

きのうの日経夕刊「プロムナード」で鹿島茂が面白いことをいっていた。続きが来週にあるらしい。メモ:
  1. 日本人、特に若い世代の「内ごもり」傾向が顕著である。自発的な「鎖国」のように見える。
  2. でも若い女性はそうではない。「外向き」である。すべての統計と個人的経験がそれを物語っている。なぜ男性は「内ごもり」で女性は「外向き」になるのか。外への脅えが男子にのみ著しく、女子には希薄なのはなぜか。
  3. それは、デズモンド・モリスによると、人類のほとんどが外婚(女子が部族から出て他の部族に嫁ぐ)という形式をとっていることと関係するという。
  4. 現在、日本で女子の方が国際交流や海外留学に積極的なのは、それが「本来の姿」だから。自然に放置しておけば、男子は外に出ようとはぜず、内にこもってしまう傾向が強いのである。
  5. しかし、明治・大正・昭和の時代は男子も「外向き」を余儀なくされた。これは「例外的」な時代であった。平成になり、社会は大きく変わり、「内ごもり」が状態と化した。
  6. では、いったい、平成になって、なにが変わったのか? これについては次回(来週)。


もったいぶらずに結論を先に言えばいいのに。でも気になる。

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